忍者ブログ
Admin / Write / Res
小学校の水泳授業の指導を協力し学童の泳力向上、教師の負担軽減のボランティア活動
[43]  [44]  [45]  [46]  [47]  [48]  [49
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

すさみ小学校のプールにバッタの花

本日曇りのち晴れ。

本日も練習時間9時半から12時までの2時間半。

ただ昨日と異なり練習の出席者が4割ほど減っている、午後の野球の試合に出るため水泳練習欠席にしたらしい。

泳ぎ荒削りながら頑張ってついてきてる子も含まれていたので少々がっかりしたがそんなことも言っておれない。

生徒数の少ない小学校故、サッカーや野球等いろんな所に掛け持ちとなっているようである。

しかしながら何とか現有勢力で最善導き出さねば。



まず練習初めにクロール25mダッシュ4本。

本日バッタの練習1時間予定していたが連続にするとばてそうなので、初め30分は基礎練習で、最後の30分に手のかき含めた泳ぎでやらせて見ることにした。

キックの練習、小さなキックと大きなキックの組み合わせでやらせてみた。

次いでプールに立って手を伸ばしながら顔から倒れこみストリームライン作ってそのまま進むことを実感させた。

次いで足のキックを付加して3・4回しては立っての繰り返しでプール何回か往復。

手のかきいれて泳ぎたいというところで、次の平泳ぎに代わる。

こちらは、足の動作が以前のカエルの足の動きからまだ直せていないのでプールの壁持たせて一人づつ修正。

ところが 足の土踏まず使っての蹴りが後ろに蹴るという感じがどうしてもつかめないようなので、半数を後ろに立たせてきっちり後ろに蹴れた時の水流感知させてみた。

今度は分かってくれたようで、水面蹴らずに後ろに水流が起こる蹴り方徐々に身に付き出した。

こうなればこっちのものと一安心、足の蹴り方直すべきか、直さぬまま大会に持ち込むか迷っていたがこれでよいキックでやってくれるだろう。

次にバッタでやったごとく、手を伸ばして前に倒れこみ顔も同時に入水してストリームライン作り一呼吸置く練習積ませてみた。

その時手を少し下目に入れさせたのは言うまでもない。

それが出来てから息継ぎ時、顔だけあげて前方を全員が見ていたのを少し下目で背中ごと上げるよう注意して見た。

そうしておいて25m泳がしてみると今までの泳ぎがうそのように良くなっている。

と言っても30分程度の平の練習故、早々すべてが良くなることはない。

中にはやはりキックが出来ずあおり足に戻った子も特に男子に多い、背中から上がらず、相変わらず顔だけあげる子もいる訳だが、それでも全体として大会向けての練習の感じがしてきた。

最後に50m2本で辞めたが、泳ぎが楽になっている。


次いでバック。

まず両手揃えて前方に伸ばし背浮きでキックの練習から。

見ていると皆腰が沈んで、当然足も沈む。

水が鼻から入ってくるため、どうしても頭が少し上がり気味になってしまって、これを指摘するんだがなかなか治らない。

取りあえず息するとき以外は鼻から空気出すことを言うんだがなかなか難しいようだ。

尤も当方だってバックやり始め 鼻から水入ってなかなか泳げなかった覚えがあるだけによく分かるんだが理解ばかりして物分かりの良さ強調しても始まらない。

何とか乗り越えてもらわなければ前に進まない。

ストローク時 右手空中にあげるとき右肩あげて左肩下がって左手でかき、そこから右肩下がっていき、右手が入水時右肩下がって左肩が上がっているよう、左右にローリング加えて泳ぐように言ってみる

バックもともと苦手な当方としては、生徒達まで苦手にしかねないことを苦慮。

それでも以前の泳ぎよりよく見えるようになったところで50m泳がしてみる。

まだメドレーリレーに出るところまでは多少とも練習不足の感が否めないがあとバッタで50m泳いでくれれば何とかなりそうな気がする。

最後のバッタの練習の前にクロール練習30分足らずやってみた。

いろんな泳法やってきているだけに皆の体の動き良くなっている。

手の突っ込みと体重移動に注意して泳がしてみた。

ただ体重移動は口で言うほどわかりが良くないようである、徐々に覚えて貰おう。

男子の半数ほどが抜けているはずなんだが、残りのメンバーだけで結構穴埋め出来ている感じで今日いない子供たち抜きでもリレー組めそうな雰囲気。


最後にもう一度バッタに戻って泳がせてみる。

最初に体重移動とうねりに注意して練習したからか、25m泳がせてみると彼らの泳ぎがずいぶん変化しているのが分かる。

それで最後に50mいけそうな男女2名づつと、25m泳ぐのを一緒に並べて6コース全部使って泳がせてみる。

それを見ていた先生方、すさみ小学校にバタフライの花が咲いた感嘆の声。

最大級のほめ言葉であろう。

子供たち50mこなしてくれて、男女ともメドレーリレーの出場での目途が立った感動的瞬間であった。

ただし着順、タイム無視の上でのことである。

そのあとバッタが泳げるならと先生方のリクエストもあり彼ら4人100mの個人メドレーに挑ませたら、1人が遅れたが後結構頑張って泳げたので、個人メドレーさえ参加の候補者が出来てしまった。


先生方それを見て、昨年まで自分たちは正しい泳ぎ方を教えられなかった。

それで、しゃにむに距離泳がせたらと今まで特訓繰り返してきたが結果として決勝残る生徒出てこなかった。

遠回りになっても基礎から正しく泳ぎ覚えさせることが大事と言うことが良くわかったと感想。

今まで授業の中で、当方が入ることで人数が増えることによる助けと泳げるようになって到達目標のクリヤーが増えたと喜んでもらえる教師もいただろう。

また訳のわからぬ部外者が入り込んで思いどおりの授業が出来ず、快く思えぬ教師もいたかもしれない。

特訓のやり方全面的に任せてもらっているからある程度の信頼感はあったように思う。

でも今日の特訓の中での成果見て皆さん方の思い変わったように思える。

当方が押しかけ指導に出向いたことが結果的に良かったと認識してもらえた、感動的場面はちょっと言いすぎかな。

尤もまだ最低限がクリヤー出来たに過ぎずこれからどれだけタイム短縮できるかと言うこともあるし、本日抜けた生徒にも本日したことをやらなければならない。

それにまだ彼らにチームとしての自覚は芽生えていない、水泳は単なる個人種目としかとらえられていない。

彼らにチームと言う考え浸透させて皆で向上図るという自覚が必要でそれが学校教育と言うものであろう。

何か手を打つ必要がありそうである。

未だ梅雨明けしていないのが気がかりと言えば気がかり、これから追い上げしなければならないチームにとって雨で練習日削られることは大変な痛手となる。

                                         目次に戻る

PR
4年生の記録会に向けて

特練の前に、28日の4年生以上の記録会に向けての指導で、本日もクロール組を指導することに。

出来る子はともかくまだ25m泳げない子をいかに泳げるようにするか。

そうでないとせっかく出てもタイム計ってもらえず,泳げた距離が計測されることになる。

今日1日だけであとは補習時間がとられていないので、今日の1時間で泳げるようにしてやらねばならぬ。

問題は息継ぎで、できない子はそこまでいかに良い泳ぎしていようともあと泳ぐことが出来ない。

ある程度息継ぎの練習させてみるが、それでダメな子は息継ぎむちゃくちゃでも足立たずに泳げるよう目をつぶることにした。

手が伸びてきれいな泳ぎが出来る子も4・5人出てきたようだが、泣く泣く25mがクリヤーと言う子が3名程度。



あと4名程度の子。どうしても息継ぎ時点で止まってしまう。

最後に行けるかどうかの判定することになったが、最後の土壇場で気力だして泳いでくれることを期待したが、やはり息継ぎできなかった子供たちはむりだった。

半分程度で止まってしまった。

中には、泳ぐ意識がほとんど感じられない子もいたが、必死に覚えようとしながら息継ぎのところでダメだった子もいて、教えることの難しさを痛感。

今年は、こちらも小学校での授業に加わって教えることが初めてで不慣れなことも多かった。

来年も続けれる体力なら、今年の経験を糧にして、なんとか落ちこぼれ作らぬようにまでは無理かもしれないが減らす工夫していきたいと思う。

今年は初めて付き合う子供たちばかり、でも来年は基本教えた子供が1年生以外増える訳で、今年のように何事も一掛けということではなくなる。

と言うことは、復習少し入れれば来年はもう少し進歩があるだろうと思われる故、落ちこぼれ減らせることになろうし、また上達する子も増えるだろう。

今年見た4年生が5年生になれば今年の5年生以上にレベルも上げていけるだろう。

今年は郡の水泳大会の5年生の希望者5名にすぎなかったが、来年は、今年以上に郡の水泳大会の出場者も増えてくれそうである。

来年を楽しみにしよう。

                                         目次に戻る
久しぶりに晴天の中で特練

今日から練習時間9時半から12時までの2時間半。



これで各泳法ごとに時間がとれるようになった。

まず練習初めにクロール50m10本をやることに。

今回は子供たちと一緒に練習することにした、彼らの先頭に立って泳ぐわけである。

1分持ちでどの程度耐えてくれるか遣ってみたが、2本で子供たちが音を上げた。

まだまだ40秒切れる状態ではないようである。

持ちタイム遅くしてみたが6回でとうとう全員ダウン、先が思いやられるがそのための特訓だからやむを得ない。

どんどん泳ぎこんでタイムの短縮図れる状態ではないゆえ、ゆったり大きく、楽に泳げる方法早く身につけて貰おう。

それでまた一からキックに戻ってみた。

次に前に手を伸ばした状態での体重移動を感じてもらうべく、立った状態で手を伸ばしながら前に倒れる。

その時少し手を水面と30度ぐらい傾けて頭から突っ込んで前に進む感じを体得してもらう。

今度は片手で交互に練習してみる。

それから改めてクロール泳がせると中に軽くきれいに泳げるかが少数ながら何人かできだした。

少しクロールの手ごたえ感じたところで平泳ぎ。

バックやバッタと違って授業で平泳ぎやっていただけあって泳げることは泳げるのである。

但し、昔ながらのカエル足といわれるもので、レースに出るのであればやはり今風の後方に蹴るキックを覚えてもらう必要がある。

それでプールサイドの壁をもってキックさせて修正を図るが20人からいるんだから大変で手が回らない。

少し直して実際に泳がしてみるが大して直せないうちに平泳ぎの練習時間おしまい。


バックも最初泳いでもらうが、全く平板なバックで、それにクロールのキック少しましになってきているのだがバックは全然。

当方だってもともとバック嫌いでほとんど泳いでこなかっただけにこれがアキレスけんになりそうな予感がする。

ただ彼らのバックよりも多少はましなので追いつかれるところまでは教えてみよう。

ということでプールに立って、入水側の手と反対の手の動きを練習した上で実際に泳がせてみる。

なれぬ子どもは息を鼻から出しながら泳がないものだから、鼻に水が入るとぼやいている、だから肩の上げ下ろしなんてまだまだ。

こんな中からメドレーに出れるタイムに仕上げるのだから大変は大変。

ただ彼らの若さにかけるしかなさそうである。

次はバッタ。

今回バッタには1時間ほど取っておいた。

この泳ぎは当方が最も得意とするところで、一目見て彼らの欠点指摘できるだけに力の入るところである。

しかしながら、バッタ泳いだことのない子供たちに数時間の指導で50m泳がせなければならない。

それにエントリータイムがあるから月末までにそれのクリアーが急務である。

今日も足の蹴りから、最終的には自然の動きに任せるようになるんだがやはり最初のうちは足の推進力が無いと泳げそうもないと思われる。

次いで体重移動しながら水に頭から突っ込んでそれからひとかきバッタのカキをする練習に取り組む。

でも水中での体のうねりができないから世間一般に見られるモガキ泳ぎのバタフライにしかならない。

これでは50mどころか半分の25mで体力使い果たしてしまいそうだ。

しかし彼らにはだいぶ良くなったから次には50mいけるようにするからなんて言っておいた。

今の泳ぎ見ていたらそんな自信あってのことではないが、彼らにはおまじないをかけてあるからそれを信じよう。


実はそのおまじないとは以下のことである。

彼らにしても2時間半の入水初めてともあって、快晴ながら水温が少し下がったためか寒い寒いの連発。

それで日光浴かねてプールサイドにあげて休憩を取らせた。

その時一度彼らに教えておきたかったことをやらせてみることにした。

人は本当はすごいものを秘めていながらそのうちの一部しか使っていないということを知らせることである。

そこのところを利用しなければ、大した練習量も取れない学校水泳だけの子が、郡の水泳大会でスイミング育ちとそこそこやれるところまで追い付かないからである。

そう、気の勉強に取り組もわけである。

先ず重心下に置けば脇の下に手を入れて持ち上げようとしても持ち上がらないということから。

先生がいたので、当方を持ち上げてもらうことにした。

これは予定通りいくら頑張っても持ち上がらない、その筈で当方これは過去何回もやってきていることである。

それを見せておいて今度は生徒達にやらせてみる。

そのように思うだけで明らかに重く感じれる子が出てきた。

次いで片方の腕のばさせて、その腕を曲げる実験。

気が出ていれば手が曲がらないんだが、こちらは出来る子のほうがまだ少ない。

でも少なくとも彼らは気の持ちようで明らかに体が変化することを学んだ訳で、水泳だけでなく勉強だって何だって役に立つはずである。

せっかく当方が指導するのだから彼らに自信がつくやり方を会得してもらおうと思っている。

                                         目次に戻る

校内記録会のこと

実は純然たる3・4年生の到達目標未達成者はほんの数名とのことなのにプールの入水者がやけに多い。

28日に校内記録会があって、4年生以上の全員が25m以上の平泳ぎかクロールで出ることになってるそうである。

それで4年生全員ガ出てきているわけである。

当日クロールでの記録会参加希望者を引き受けることになった。



一応曲りなりに平泳ぎかクロールで25m完泳と言うことになっている。

それに校内記録会でクロールに出るというこただからクロールで泳げて当然のはずなんだがこれが何とも覚束ない。

4年生が全員記録会に出ることになっているから、できた子もできなかった子も玉石混交だろうと思ってもみるんだが、玉がいない。

どちらにしても即席で、また一掛けの授業の始まり。

まずキックを直してみる。

4年生しばし見ただけで3年生に移ったもんで中々キックがうまく出来ていない。

もちろん手と足があわないし息継ぎが出来ない、中にはクロールながら前に顔あげて無理やりしている。

それで体重移動からやってみることにした。

手を延ばして体を徐々に前に倒していくと水に倒れこむ、このときその伸ばした手を少し水中に潜らせていくと体のバランス取れて前に進む。

これを何回かやらせて今度は片手を延ばし反対側の手を太腿に当ててやらせてみる。

そしてその太もものに置いた手で水をかかせてみたらだいぶ出来る子ができだした。

でも顔を前にあげる癖のついたかはなかなか治らない。

かいたときに顔を横にあげて息継ぎするところまでは今日の補修では進められず


                                         目次に戻る

新たな強敵現る

実は昨日から1・2年生と3・4年生の合格できなかった子供たちの補修が始まっていたそうである。

「いたそうである」というのは、当方に連絡があったのは郡の水泳大会の特訓の話だけであったから、そちらに関しては聞かされていなかったのである。

それで今朝から手伝いに入ったわけである。

1年生で以前受け持った子供たちの下のクラスの子供たちで、流石にキックも満足に蹴れない。



すべて膝からのキックでアワ立ってもとても進めそうではなかった。

以前の班の子供たちはプールサイドに腰掛けてキック練習して、次にプールサイド掴んでバタ足させれば曲がりなりにもけれたものである。

ところが今回はなかなかの強敵、ちょっとやそっと説明しても馬耳東風。

説明聞いてやろうとしてくれるんだが、頭の命令出すところと体の命令受けるところがちゃんと連絡用のケーブル断線しているようだ。

仕方がないので一人づつ足捕まえてバタ足実際にやらせてみるんだが、手を離すと元の木阿弥。

そこそこ長く足捕まえてキックさせて、もう体覚えたころかと思って放すとすぐ以前のキックに戻る。

それでも何回も繰り返してやっとビート板掴まってバタ足するところまで進めたが、ビート板持ったらまた悪癖顔もたげる。

ところが子供って不思議なもので、当初決して良いほうの部類でなかった子供が急に良いケリし出したのにびっくり。

膝曲げることなく泡もそう立たないが明らかにキックが効いてるとわかるバタ足何である。

そして一人が良くなるとほかの子も対抗心がわくのか徐々に良くなり出した。

ただ以前の班の同じ学年の子に比べて息もスタミナも続かないのである。

あれだけ良い蹴りが出来るのだから、到達目標の5メートルなんて一息と思うんだが3メートルも進むと息切れしてしまう。

少し泳ぎ慣れが必要のようで合格は次回に持ち越し。

ほかの子供たちもたぶん次には行けるようになるだろう。

                                         目次に戻る

日蝕の中特訓・1

相変わらずの小雨の中、事実上の特訓初日である。

小雨降る中と言うことは、練習中に遭遇できたはずの日蝕とも無縁であった。

雨でもよそでは日蝕が進むとともに辺りが暗くなって日蝕の雰囲気だけでも味わえたようだが当地では、どんよりした厚い雲のおかげで鼻から暗く日食に合わせて暗さ感じたことも実はなかった。

やっと終わりころに多少明るくなった。



今日を入れて今週3回、とにかくこの中でクロール、平泳ぎ以外にバックとバッタの泳ぎ方教えなければ大会に何で出場するか方針も立たない。

それで、平泳ぎ、クロールとともにバックも泳がせたり、流石にバッタは足だけで手をつけるところまでは無理であった。

何せ、バッタ指導のすべての時間たしてまだ2時間たらず、これでそこそこ泳げれば話がうますぎるというものである。

でも彼らに与えられている時間そうある訳でもないから何とか実質バッタの練習時間あと2・3時間で50m泳いでもらわねばならぬから責任重大。

ただ収穫はバックで、男女とも2名づつ程、何とかなりそうな子がいてくれてこれならメドレーリレー出れそうな雲行き。

尤も急造でバッタ50mをそこそこのタイムで泳げるように仕上げねばならぬ大きな難題あるにはあるが。

ただ今日は特訓と言え1時間半足らずで、この中で4泳法やるのは少々酷なので明日・明後日は2時間半に延長してもらうことにした。

子供たちも急造で大変とは思うが、教えるほうもよほどうまく教えねば間に合わないことになる。

それと天候頼みでこればかりは人間がどう出来るものでないので、子供たちにテルテル坊主作ってもらわねばならぬ。

天に命令なんてとてもじゃないがせめてお願いはしておこう。

あと出場する子供の親で当校の卒業生でその当時の水泳経験者が顔見せてくれて、平泳ぎの注意してくれていたので、いよいよ専門決めて泳ぎこみの段階になれば大いに力強いものがある。

朝2コマの補習での入水があっての上での特訓、本日の小雨模様での中では、夏とは言え少々寒くもあった。

やはり夏の水泳はギンギンに照る太陽の下での美の美やるのが理想である。

                                         目次に戻る

雨で泳法のDVDの鑑賞会

特訓初日を嘲笑うがごとく初日の出だしの朝から雨で練習中止の連絡の電話がかかってきた。

わずかしかない特訓の練習がただ流れるのは勿体ないと生徒達に模範泳のDVDを見せることを提案して了解取り付ける。



実は当方の泳ぎ方遠泳をやるなか自然と身につけた楽で疲れの来ない泳ぎ方、クロールのみならずバタフライまでもそうである。

それで琵琶湖の横で近江舞子ー近江八幡12キロをバタフライで泳ぎ切ったり、17キロ泳いで当時のギネス記録16キロを破って申請したり。

だからこの度授業の手伝いするに当たり自分が教えるのに使えるものをインターネットで探してみた。

特に当方背泳が大の苦手で、今まで泳いだ距離すべてたしても大した距離にならない。

マスターズの大会でもバックにエントリーした覚えはない、ただ個人メドレーに2・3回出たときに泳いだ程度である。

だからもともと背泳で参考になる動画アップされていないか探してみた。

ところがいろいろ探している中で、アメリカで生まれ日本でも広げつつあるTI(トータルイマージョン)に行き当たった。

テリー・ラクリンなるコーチが考え出したものだそうであるが、とにかく大きくゆったりと泳ぎながらタイムも早くなるという理想的な理論で、サンプル動画見てなかなか気に入った。

日本のTIジャパンが国内に普及を図っている。

当方が遠泳の実践の中から長年かかって自然と身に付いた泳法とあい通じるものがあり大いに気に入った。

それで各泳法ごとのDVD手に入れていたら高くつくので、クロールを美しく泳ぐためのポイントやいろんなコーチの4泳法での模範泳を撮影したDVDを安く手に入れた。

もちろんその中にコーチが背泳で泳いでいるところも入っていた。

実はこのDVDを子供たちに見せて、彼らの頭に泳ぎ方を焼き付けておきたかった訳である。

魚を念頭に置いたストリームラインを意識づけしてくれていて、いくらかでもこれらの泳ぎ実現出来たら短い練習期間で大幅なタイムの短縮も可能と思われる。

それどころか、子供たち平泳ぎやクロールはタイムとったこともあろうが、バックやバタフライタイムどころか泳ぎすらできていない。

だからこそやりがいある訳で、練習だけでなくイメージトレーニングだって何だって使えるものはすべて総動員なんである。

尤も1回程度DVD見てそれを記憶の中に焼き付けてくれるとも思えぬが当方が実際にプールで指導の際に思い起こす助けとなればよしとしよう。

                                         目次に戻る

一学期の授業終了

何とか一学期の水泳授業無事終了。

兎も角、体協の上級指導員の資格保持しながら何もしないのは全くもって勿体ないの意識で、当地の小学校の水泳授業の手伝い申し入れた訳だが何とか無事終了した。

7f65a0a8.jpg

実際に手伝いやってみてなかなか大変なことが分かって来た。

全く水が嫌いであるとか、どうしても馴染めないという子にとってはマンツーマンに近い教え方が必要であり、また平均的に10人程度で授業しようとすれば、当方一人の学校水泳応援団が3・4人は必要と思われる。

そうなれば泳力が似た子供たちだけの授業となり教える側にしても大いに楽になると思われる。

また全国的にもこのような取り組みが増えれば子供にとってもよかろうし、先生方にとっても負担軽減であると思われる。

そのためにも当方の取り組み何らかの成果が必要と思っている、ただ最低でも先生方の負担軽減にはプラスであることは間違いなかろう。

ただ地方によってはそこのところをスイミングクラブが担っていて、学校水泳応援団が営業妨害との見方をされる八つ当たり的なこともあるかも知れない。

また効果に関して到達目標のテスト時、当方が受け持っていた1年の班の全員が合格してくれて、先生から全員合格大いに喜んでもらったこともあった。

ただすべてで効果出たのかは個々学年ごとに聞いてみなければ分からぬ。

上で述べたように、少なくとも当方が手伝うことで多少とも先生方の負担は減っている筈で押しかけ授業の手伝いも悪いことではなかったと自負している。

当校においてはすでに読み聞かせとか図書の手伝いなどでは地域の手伝いが行われていて、そのような下地があったからこそ学校水泳応援団が始められたのかもしれない。


ただ水泳の指導夏休みになってなくなる訳ではなく、5・6年生が出場できる郡の水泳大会に向けて強化練習に付き合ってやらねばならぬ。

当地プライベートなスイミングクラブ35キロも離れたところにしかないもんでなかなか通えない。

それでスイミング育ちの子が多い小学校が有利なことは言うまでもない。

そのような子ども多く抱えている学校が幅利かせることになる。

そのため昨年の記録見せてもらったが、当地の学校、当校はじめとしていずこもだれ一人決勝に残っていない。

ど田舎の子供たちに自信つけさせるためにも、せめて何名かは決勝に残れるよう短期の特訓してやらねばならぬと思っている。

ただし大会までの、わずかな時間の中でスイミング育ちに太刀打ちなんては難しかろうが、当方得意のバタフライならなんとかなんて気が無いでもない。

それに当方昔から逆境であるほど力湧いてくる口だから、あとは如何に子供たちやる気にさせるかが腕の見せ所である。

                                         目次に戻る

全員合格

1・2年生の前回かいた通り溺れかねない子供まで引き受けることになって少々暗澹たるものがあったが、できる2年生引き受けてもらって再出発。



レベルを下げてまた1掛けの取り組み。

例の子供たちも大プールでの恐怖感も徐々に薄まってくれ先回溺れそうだったのがうそのようになったが覚束ないことに変わりはない。

そんな中での救いは、引き受けた1年生皆がなんとか泳ぎたいという強い思いを持っていたことである。

結構、「こうですか?」とか 「こんな風で良いですか?」とか 「やるから見て下さい」と声がかかる。

こうなるとこちらも張り切らざるを得ない、一からキックおさらいしてじっくり取り掛かる。

何としてもあとからの二人も合格させてあげようととりくむ。

ビート板持たせてみるが大きすぎて扱いが悪い。

ビート板持たせて、頭を水に沈ませてバタ足するように指示しても大きすぎて顔がビート板にのりあげて出来ない。

これは後で先生に言ってビート板半分に切ってもらえるよう頼んであいた。

息継ぎ出来る子が出てきたりできない子がいたりだが、到達目標5mだから、息継ぎなしで乗り切らせよう。

そのためには両手伸ばして少し下目にさせて腰沈まぬようにしておいて、あとはキックが効きさえすれば行ける距離とみた。

それで壁に手をあててのバタ足 折にふれて繰り返し。
これはキックが悪ければ体が壁から遠ざかるからすぐキックの修正が出来る。
本人が分かるのが最も良い点である。

キックが良くなればスピード上がるし、息とめる時間も短時間で済むからである。

キックが効き出すと相乗効果、息継ぎが楽になって出来る子が増えだした。

到達目標の合否のテストは全員合格、あの危ぶまれた子供たちも5mと7メートルで無事合格。

中には25mいける子供が何人も出て担当の教師も大喜び。

こちらも面目施したことであった。

                                         目次に戻る

t>
難題・指導の難しさ

授業も期末に近づくと学年ごとの到達目標の合否判定が先生方の関心事になる。

合格出来ない子には夏休みに入ってから補習授業がある。

生徒の側にも先生方にもお互い迷惑だから全員合格出来れば理想と言うことになる。

だから当方が教えていた班の子供たちも、そのテストを受けることとなった。

6年生は平泳ぎクロールとも25m、そして平泳ぎクロールのいづれかで50m。

5年生は平泳ぎクロールとも25m。

それでその間、そのテストの域まで到達していない子供たち2名の指導引き受けることとなった。

一人はやせ形で多少体の硬そうな子で、もう一人は体はやわらかそうだが少々太り気味の子供。

5・6年生になってもさすがに落ちこぼれも筋金入り。

と言って全く顔付け出来ないとか、水泳できないほど筋肉がよわすぎるということでもない。

教え始めてすぐさま思い知らされた、人の言うことを注意して聞けないし中々聞いたことをやろうとしない。

特に一人のほうはバタ足教えているつもりなんだが、平泳ぎのあしをを勝手にしている。

注意すれば治るが目を放すというより、隙見つけて平の足で遊んでいる。

だから今までこの学校以外で教えた子供やマスターズにおいて25m泳がすことなんて朝飯前で当方の指導に何の心配もないと思ってきた。

そして当校で引き受けた子供たちだって到達目標に向かって進歩見えたし、及ばずともあとわずかと言うところまではできてきたように思っている。

ところが今回その思い、ガラガラと崩れることになった。

あくまで教える相手が何とか進歩向上を思って、当方の指導に付き合っていたから向上で来た訳で、そうでないのに上達させることがなんと困難なことと思い知ったのである。

それでもやせたほうの子は半分ほどは泳げるようになったから、この子のほうはあと1・2回あれば何とかなりそうに思えるところまで来てくれた。

もう一人の子についてはまだしばし時間かかりそうでじっくり教えざるを得ない。

その時点では気がつかなかったがそんなに平泳ぎがよかったなら平泳ぎ教えてやれば良かったかとのおもいもある。

こちらもうかつでクロール教えてやって下さいと頼まれた故なんとなしにクロールしか頭になかったとのである。

今回幸いにして2名だけの個人授業のような形でこれだから、もっと多人数の中でやるとしたらどうしても落ちこぼれにせざるを得ない。

こうなると水泳授業に限らず、いかに授業で落ちこぼれ作らなく出来るかと言う指導法の勉強と言うこととなりそうだ。

今までは教える相手に恵まれていたと言う他なさそうである。

その部分除いては大体無事に皆が早い目でクリヤー出来たようで、学期末最後の2コマ 郡の水泳大会に向けてのバックやバタフライの指導に当てることが出来た。

45分授業だけにさほど指導で来たわけではないが、すでに大会に向けての態勢になってきた。

今年はぜひともフリーリレーだけでなくメドレーリレーにもエントリーさせたいものと思っている。

そのためにはどうしてもバック・バッタを50m泳げる子を短期間で育てなければならない。

考えようによればこれも実はすごい難題だが、向上心のある子供に恵まれれば何とかなりそうと多少とも謙虚に思うようになってきた。


                                         目次に戻る

プロフィール
HN:
がくさん
性別:
男性
趣味:
遠泳 工夫・発明
自己紹介:
ボランティア・学校水泳応援団
体協・水泳上級指導員
日本遠泳協会・遠泳道5段
琵琶湖縦断泳54キロ・横断泳多数、バタにても完泳
日韓海峡挑戦(43/53キロ)
24時間テレビにて24時間完泳
8時間連続バタフライ・17キロ泳
鳥人間コンテストに7回出場・ヘリ部門2位
フルマラソン5回完走
カテゴリー
バーコード
ブログ内検索
Copyright ©  学校水泳応援団(水泳授業の指導協力) All Rights Reserved.
* material by Pearl Box   * Template by tsukika

忍者ブログ [PR]