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小学校の水泳授業の指導を協力し学童の泳力向上、教師の負担軽減のボランティア活動
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小学生のクロールの指導法・3、ストロークとコンビネーション

今年が初めての為、当方にも慣れぬところがあって息継ぎについて少々教え方に不手際があった。

顔が横に上げれないと何かにつけて不都合で、特に前にあげてしまわれると、足が下がることになって結局ストロークがうまく出来ないことになる。

そのため息継ぎうまく出来るために余分の時間とられてしまうことになった。

それでも何とかできるようになった子らにはビート板持たせて片手づつから教えることにした。

ただ前にも言ったが大人用のビート板で大きいため小さい子にとって操作が厄介過ぎることとなった。

このビート板持たせたすぐの段階で、片手による交互の息継ぎまで済ませておけば息継ぎからストロークまで一連で済ますことが出来て時間の短縮が出来たように思う。

来年はそのようにしてみよう。

ストローク、まずはまっすぐ手を伸ばしてなるだけ遠いところからかくように指導して見た。

ある程度出来た段階で体のローリングとS字のストロークを教えることとしたがそこまで行けたのは特練入って一部の子供たちだけで、1・2年生ではそこまでは出来なかった。


ただ先日京都であったスイム駅伝大会での中西悠子さんのクロールのクリニックでは、最近の競泳の一流選手はS字のプル使わずそのまま真直ぐに手前にかいてくるのが主流になっているとの事であった。

長年S字に拘ってきた身としては少なからず違和感がある。


最後に大会に向けての練習について触れてみよう。

とにかく時間が少ない中で何とかスイミングで習っている子供たちに追い付くためんには色んなことをやっていられないので、まずきれいなゆったりした泳ぎを身につけて貰うことが一番とそこを注力した。

所が言うは易し行うは難し。

まず現在のストローク数 数えさせてそれより5つはストローク減らせるように大きくゆっくりとを意識させてやらせてみると、ストローク数徐々に減るとともにおよぎが大きくゆっくりだが奇麗になり出してきた。

それで気を良くして泳ぎこみあきらめてそこのところを徹底して特練でやらせた。

あと少し時間があってストローク数同じでピッチ上げる練習できていたら、大会ではもう少しタイムの短縮図れたように思えた。

ただ特連と言っても4泳法、特に背泳ぎ、バタフライについては特練で教えて、制限タイム越えさせて、レースに出場まで持っていかなければ成らず、クロールばかり時間とる訳にもならず苦渋の選択と言うところである。

ただメドレーリレーにおいて、クロールと背泳ぎがネックとなり、フリーリレーではもちろんクロールの底上げが必要である故、もう少しの練習時間のねん出が来年の課題である。


ただ低学年から正しい泳ぎをきっちり身につけさせれば、いずれ5・6年になった時は十分他校と競争できることにはなろうと楽しみにしている。

2年生中に、今の5・6年の到達目標クリアーは来年はやれるよう指導法考えておこう。

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小学生のクロールの指導法・2、ビート板キック

ビート板持ってのキックに移る。

キックある程度出来るようになったところでビート板持たせようとしてビート板引っ張り出してきて気がついた。

1・2年生の小さな子が持つにしたら大きすぎる、大人用のビート板をそのまま使っている。

あとで先生に言って半分の大きさにするよう頼んだが、ニクロム線使って出来ると言って貰えたのでそのうち半分に切った小さいのが出来てくるかと期待したが、今シーズン中には出来て来なかった。

学校備品だからキズものに出来なかったかしたくなかった、あるいはそのような事する時間がなかったか、ニクロム線が切れていて用意が出来なかったか、いずれの理由かは聞いていないので分からぬが小さい子に大きいビート板辛抱して使わすほかないようであった。

壁に向かって面白くもない蹴りさせられていたのが、ビート板持ったとたんいかにも泳ぎ出来そうでウキウキしているのが分かる。

然しながら、やはり蹴り方を復習して愈々短いほうの壁目指してキックさせてみる。

キックの時にマスター出来た子は確かに早く進むが、そうでなかった子は蹴りの効率が悪いかして時間倍からかかるようである。

その遅い子たちの足もって正しい蹴り方体感してもらうんだがそれでよくなる子と相変わらず膝曲げて水しぶきばかり上げる子がいる。

あし先は曲りなりに伸ばしているようだが、膝のほうがなかなか治らない子がいる。

それで蹴りの悪い子選んで壁に向かって例のキック復習させるが、前回まがりなりに良くなっていたのがまた戻っている。

おまけに力入って軽く蹴れていない。

力まず軽く蹴って前に進むように壁に手をおいて蹴らせてみるとすぐ直る子とそうはいかない子がいる。

それでまたマンツーマンで足もってやらせてみるとやっと治ってくる。

それで体にしみこませるべくしばし続けさせて、今一度ビート板に戻ってみる。

まだ早いおそいの差がありながらでも先ほどよりはずいぶん良くなってきた。


実は今年の指導ではこの後徹底的に呼吸のときの顔の上げ方をやらなかったため、息継ぎがうまくいかなくて困った子がでてしまった。

ただこの子たちの指導目標、息継ぎ出来なくてもどんな泳ぎでも5m泳げれば合格と言うことで、息継ぎ出来ない子は息継ぎなしで泳げさえできればと済ませてしまった。

でも来年は1・2年生から50m泳がすのが当方の目標に置いているので矢張りきっちり教えないことにはクリヤー出来なかろうと思っている。

今年は何分初めてなもんで目標持って教えていかなかった部分がありで、特に前半はそうで、5・6年生の地区大会に向けて考えれば、

限られた時間有効にするためには、3・4年生どころか1・2年生のうちからもっとレベル上げて教えておかないと、スイミングで習って大会に出てくる子供たちと太刀打ちできないこととなる。

せっかく当方が指導していくなら、当地の子は地理的条件もありスイミングに通えないながら、通っている子の一角崩しぐらいはさせてやりたいものと考えるからである。


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小学生のクロールの指導法・1、キック

今年初めて小学生の水泳を見ることになったが興味深いところが多々あった。

あまり時間がたって忘れないうちにまとめておこう。

1・2年生の水泳初歩から取り上げてみよう。

幸いにしてか残念ながらと言うか、最も初心者の所は女の先生が以前からやっていて、当方はそのあとの部分から引き受けることになった。

だから水怖がって顔もつけれない子供に水泳教えるところからスタートした訳ではない。

ある程度出来た、膝までの小プールにて3mほどをキックだけでも進めたところの子供たちを引き受けることになった。

そんな子供たちだから小さい子どもは、目を離すとバタ足やらしていても、足が立たないところでは溺れかかったりする。

いずれにしてもキックから時間かけて教えることにした、何故ならキックしても膝曲げてのキックだから進まない。

最初キックの仕方から教えるため、プールサイドに腰掛けて足をキックさせてみる。

ものの見事に足先長靴状に蹴って見せてくれる、勿論膝だってまがっている。

それでプールサイドに両手つかまらせて伏せの状態で蹴って貰うが、それで急に足先伸びて蹴り出したなんてことは無い。

そのままプールサイド掴んでいた手を離して、壁に手を当てるだけにして同じく蹴って貰う。

この「両手離してのキック」は中習者にやらせてみても壁から離れていくことの多い、蹴りの悪さが良くわかる試験方法でリトマス試験紙のようなものである。

少々なれてクロールが出来ると言う場合でも案外キックが出来ていないことの多い、そしてそこを注意させると即タイムが良くなる特効薬的な判別法で、今までも良く使ってきた。

子供たち 案の定プールサイドから蹴るたびに離れていく。

その経験させておいて、足先伸ばすことの大事さ理解するように説明する。

再びプールサイドに腰掛けて足先曲げて蹴るのと伸ばして蹴るのと水の抵抗の違い感じて貰う。

そのついでに膝曲げる蹴りを膝伸ばして太腿から蹴っていくような気もちで蹴らせてみる、その時手は少し後ろ目で支えるようにさせると良いようだ。

それで25m行けるほどにと言うことで50ほど数えて蹴らせてみる。

それだけで結構疲れてしまうようであるが、その時力入れずに楽に蹴るという意識持たせて蹴るように指導。

そこまでしておいて今度はプールサイドに掴まって伏せてのキックをやらせる。

足先まっすぐのびて膝もあまり曲がらず蹴れる子が半分近くいるのだが、先ほどの悪い状態に戻っている子ももちろんいる。

それで手を離してやらせてみると半分ぐらいの子が壁から離れず蹴れているが残りはやはり後ろに下がっていく。

そこでもう一度足先とひざ注意して、再度やらせてみると今度は殆どいけうようになってきた。

出来ない子をマンツーマンであし先持ってキックやらせて正しい蹴りを体感させる。

但しまだ後ろに下がらぬように必死で力入れて蹴ってくれているので、これでは疲れて長続きできない。

それでいかに軽く少ない蹴りだって壁から離れない、すなわち推進力が出ているか見本見せる。

そしてなるだけ軽く少ないキックでも推進力出るようにやらせてみる。

今まで必死に蹴りいれていたのが徐々に軽い蹴りでも壁から離れなくなる子が出てくる。

足先まっすぐどころか逆に反っている子は、やはりうまく出来ている、それを皆に見せてそれが良いことを説明する。

先ほども述べたとおり中習者ですら蹴りが良い加減が多い、それでもコンビでは進むのだから、ちゃんとキック教えておくと後の進みが違うはずである。

これがきっちりできるだけで、息継ぎなしで伏し浮きだけで10メートルは行けるが、力入れて蹴っているとそこまで息が持たない。

軽く少ないキックで十分進む蹴り方マスターさせるには壁に手を当てて自分で良い悪い判断できるこの方法は大事であると思われる。

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プロフィール
HN:
がくさん
性別:
男性
趣味:
遠泳 工夫・発明
自己紹介:
ボランティア・学校水泳応援団
体協・水泳上級指導員
日本遠泳協会・遠泳道5段
琵琶湖縦断泳54キロ・横断泳多数、バタにても完泳
日韓海峡挑戦(43/53キロ)
24時間テレビにて24時間完泳
8時間連続バタフライ・17キロ泳
鳥人間コンテストに7回出場・ヘリ部門2位
フルマラソン5回完走
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